【世界仰天ニュース】男性として暮らしている性同一性障害FtM(女→男)が子を出産

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2017年、東海地方にいた1組のカップルのお話。

幸せいっぱいで産婦人科に訪れたカップル。診察台に登ったのはなんと彼氏のトシヤだった。これは新しい家族のカタチの物語である。

診察台に登った彼氏はFtM

トシヤは、戸籍上の性別は女性で本当の名前は「ありさ」。
心と体の性が不一致である「性同一性障害」と診断後、胸オペ(乳腺摘出手術)も受け、男性として暮らしていた。

中学時代の友人だった彼女とは、成人してから再会。お互い自然体でいられると、交際に発展。介護施設で働くトシヤは、職場でも自分の状況を隠さず伝えていた。

同僚たちも、トシヤを男性として接していた。トシヤはこの仕事でお金を貯めて手術を受け、性別を変えようと考えていた。

現在の日本の法律では…性別を変えるためにはいくつかの条件があり、事実上、性別適合手術を受けていないと、性別を変えることはできない。

 

【性別を変えるための条件】
①二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
②20歳以上であること
③現に婚姻をしていないこと
④現に未成年の子がいないこと
⑤生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
⑥他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること

 

トシヤは性別適合手術をまだ受けていなかった。女性から男性への性別適合手術では、子宮や卵巣を摘出し、さらに、男性器を形成するなど、体への負担がとても大きい。

心配する彼女の言葉で、トシヤは性別適合手術を受けることをやめた。トシヤの全てを受け入れてくれている彼女と戸籍上の結婚はできないが、一緒に生きていくと誓った。

大好きな祖母の願い、トシヤの子供が見たい

実家の母は男になった娘を認めていなかった。しかし、祖母はトシヤの味方をしてくれた。

幼少時代のトシヤは共働きだった両親に代わって、祖父母が育ててくれていた。祖父は数年前に他界。1人になった祖母に会いに、彼女を連れ、よく実家に顔を出していた。

高齢の祖母は、性同一性障害をはっきり理解していないようだった。しかし、どんなトシヤも受け入れてくれた。

そして、彼女と付き合い始めて4年ほど過ぎた頃…2人の中にある思いが。子どもが欲しくなったのだ。

しかし、同性である2人の間に子どもができることはない。現在のガイドラインでは、他人の精子を用いた人工受精や体外受精の医療機関での処置は、戸籍上の夫婦のみが認められている。

つまり、この2人が子どもを授かる場合、誰かに精子を提供してもらっても、病院では処置できず、自分自身で人工授精をするしかなかった。

そんな頃…大好きな祖母が脳腫瘍で倒れた。そして、意識が朦朧とする中で、こんなことを言った。

祖母「ありさの…子ども、見てみたかったね…」

それは、いつも味方でいてくれた祖母の、最後の願いに聞こえた。愛する祖母の最後の願い。それは男として生きるトシヤの心を動かした。

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トシヤは自らの子を産むことを決意

彼は驚くべき決断をする。なんと、男性として生活をしている彼自身が、「出産」をしようというのだ。

女性であることに違和感を覚えているトシヤにとって、出産をするということは、自分が女性であると嫌でも感じてしまう行為。

それでも、自分を愛し育ててくれた祖母の最後の願いのため、そしてなにより自分と血がつながった子どもを持つためにはこれしかない。

性別適合手術をしていない彼には…子宮も卵巣もあった。こうしてトシヤは男性として生きながらも、出産をすることを決意した。

妊娠には、精子提供が必要となる。その相手に選んだのは…気心の知れた友人男性。彼は、トシヤの性同一性障害について知った上で変わらず接してくれていた。

男友達と思っていたトシヤからの思いもよらない申し出。友人はしばらく慎重に考えた上で…なんと賛同してくれた。こうして、トシヤの出産計画が始まった。

12時間の陣痛の末、パパが出産

このとき、男性ホルモン剤の投与をしていなかったため…数年ぶりに生理が来ていた。

そうして…排卵日に合わせて友人男性と会い、紙コップを渡した。採取した精子は、トシヤ自らシリンジで膣内に入れるのだ。

 

卵子の受精能力は、排卵から約12時間。精子は時間が経つほど、運動率が低下する。すぐに処置する必要があった。こうして、人工授精を試みた。

2週間後…なんとトシヤは1回で妊娠した。産婦人科へ向かった2人。妊娠しているのはトシヤの方。戸惑う医師らに2人は経緯を説明した。

妊娠したトシヤには、つわりの症状が襲ってきた。さらに…訳も分からず、落ち込んだりイライラしたり。そうこれは…マタニティブルーだった。

一方で不思議なことも。これまでの男性ホルモン剤の影響で筋肉質になっていたのか、なぜか臨月近くまでお腹は出なかった。

そして2018年4月。
なんと12時間の陣痛を経て…3380gの女の子を出産。ママになった彼女と、娘を出産したパパが、そこにはいた。

現在、生後10か月になった娘さん。つかまり立ちができるようになっていた。

将来、娘にはパパから生まれてきたことをちゃんと話すという。その上で自分たちはまぎれもない家族だと伝えていきたいと語る。

そんな一家にはさらなる喜びが…なんと現在第二子を妊娠中!前回と同じ相手に精子を提供してもらったという。

そこには新しいカタチの家族があった。

ネットでは賛否両論

人の数だけ様々なカタチがある

今回は性同一性障害FtMが題材であっただけで世論は賛否両論で荒れていますが、この世の中には70億人もの人間がいてその数だけ思考や感情が違います。

誰が悪い・悪くないなどというものすら、存在しないのです。今回僕は仰天ニュースを見て、当事者としてこんなカタチもあるのだなと勉強になりました。

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